約30年前に西豪州パースの陶芸クラブで、岡本太郎の「四次元の対話―縄文土器論」との出会いがあり、上野の 国立博物館で縄文火炎土器・土偶と対面したのが、縄文文化との関わりの始まりであった。
同じころ、世界的陶芸家、人間国宝 島岡達三氏との出会いと氏の最高傑作「縄文象嵌」の器を頂いて以来、 30年間が瞬く間に過ぎ去った。この間世界五大陸の主な陶磁器博物館で多くの世界の土器・陶磁器を観賞し、 縄文土器文化と比較し、この縄文文化に根差した日本文化の偉大さに感銘を受けてきた。
 縄文文化は日本文化の屋台骨で源流・基層、そして日本人の心の故郷である。 縄文文化との出会いの集大成として2018年1月12日に「縄文道」の商標登録が特許庁から認可された。 その後、新縄文人・縄文道経営も認可され三本の柱が出来た。
 コロナ後の世界は、日本を中心として従来の金融や情報社会から共生社会に舵を切るであろうと確信している。 縄文文化は国連のSDGsに先駆けて、人類のユートピア社会を実現していたからだ。
縄文道の普遍の道と大和の道が、縄文文化に根差した重要なメッセージになると確信する。

[縄文道の普遍の道] 自然との共存・平和思想・母性尊重・富の公平な分配 ―これらはSDGsと価値観を共有する。

[縄文道の大和の道] 匠の道・芸術の道・芸道の道・武道の道を内外に普及し、全世界で「縄文道」という言葉の定着を10年以内に目指す。